● 自宅にいらっしゃる神様について。
こんにちは。
佳山知未です。
今日2度目の更新です。
神社にしか神様はいらっしゃらないと思っている人が殆どだと思いますが、実は様々な場所に神様はいらっしゃいます。
そして勿論、私たちの自宅にも、神様はいらっしゃいます。
まず、玄関から。
玄関には、「門口の神様」がいらっしゃり、外部から悪霊の侵入を防ぐ神様です。
「古事記」の大戸日別神や天石門別神にあたります。
台所。
台所には、複数の神様がいらっしゃいます。
戸だなや柱の上には、商売繁盛を願う恵比寿や大黒天さま、火所には竈の神様である荒神様がいて守ってくださっています。
それから火や水を扱いますので、火の神さまや水の神さまもいらっしゃいます。
トイレ。
トイレには美しい盲目の女性の女神で、閑所神(かんじょかみ)とも言われています。
トイレを綺麗にすると、良い縁談がきたり、安産できるという言い伝えがあります。
寝室。
夢枕に立ち、神託を告げる枕神様がいらっしゃいます。
ちなみに、
寝ている間に神をお迎えする枕は神聖なものとされて、枕を足下に置いたり踏んだりすると、バチがあたると戒められてきました。
納戸。
使っていない家財道具や米びつや衣類などを収納する納戸には、1年の福徳を司る歳神(としがみ)や、豊作の神様が祀られます。
納戸が無い家でも、クローゼットや押入れ、収納の中も同様に考えます。
それから、他の部屋をどれ程きれいに掃除をしても、
納戸や納戸に変わるスペースが雑然としていたり、クモの巣が張っていたり、ホコリだらけでは、神様がそっぽを向いてしまいますし、一家の繁栄はありえないという話です。
その他にも
屋敷の守護神として常に家を守る、屋敷の神様。
家屋を守る屋船神様(やふねのかみさま)で、棟上げや上棟で祀られる家屋の神様。
住居を建築する前に地鎮祭で祀る、敷地の神様。
そして、大神官や氏神様等のお札をまつる神棚も忘れてはいけません。
そして神社からお札を持ち帰り、お迎えした神様の御遣いがいらっしゃる神棚の前では、毎日お水やお米、お塩をお供えして、手を合わせて感謝の言葉を述べてくださいね。
番外編。
億万長者の斉藤一人さんの話で、鏡の中には神様がいらっしゃるという話があります。
これはどんな話かと言いますと、鏡の前に立ってみると、鏡に写っているのは、もちろん自分自身です。
そして自分の「私が私が」という「我」を抑えることができるようになると
鏡(かがみ)にうつる自分自分も、かがみの「が」という文字がとれて、かみ(神)になります。
つまり我がとれた自分が、鏡にうつる神さまということです。
自分の中にも、神が存在するという話を聞いたことがある方がいらっしゃるかもしれません。
まずは鏡をピカピカに磨きあげることで、自分の中の神さまが、よく見えるようになるはずです(^_^)
最後に、どの家にも神様はいらっしゃるとお伝えしましたが、家にいらっしゃる神様も様々で、
家に福をもたらす良い神様は不浄な場所や雑然とした空間が苦手なので、最近いいことがないという方は、もしかしたら別の神様がいらっしゃるのかもしれません。
最近いいことがないという人は、もしかしたら家の掃除を怠ったり、ホコリが目立っていたり、どこかカビついていたり、換気をしていなかったりしませんか?
もしくは日頃から不平不満が多く、感謝の気持ちを忘れていたり、笑顔の生活を忘れていませんか?
心当たりがあるという方は、もしかしたら貧乏神や疫病神がやってきているのかもしれません。
そういう方は、今すぐ家を掃除し、物を捨てて、家じゅうのホコリを祓ってください。
それから、屋根がある家に住めること、3食いただけること、着るものがあること、自分と関わってくれる周囲の人間に対して、感謝の気持ちを思い起こしてくださいね。
そうすることで、貧乏神や疫病神が居心地がわるくなり出て行って、入れ替わりに、福の神がやってきてくれるかもしれません。
(家の四隅に家具や物を置くのも、福の神様の居心地が悪くなりますよ)
以上、家にいらっしゃる神様についてでした。
参考になれば幸いです。
(参考文献)
「超入門!日本の神様と神社」ぴあMOOK」